茨城県出身なので、県内の企業を中心に就職活動をしていました。機械いじりが好きでしたから技術屋になりたいという気持ちがあったのですが、人と話すことも好きで営業にも興味があり揺れていました。そんなとき太洋電機産業の営業部長に面接してもらい聞かれたのは「酒、好きか？」のひと言。「好きです」と答えたら「わかった、うちに来い」と。一発で意気投合してしまいました。機械と営業、両方の面白さを味わうことができ、なおかつ話のわかる上司がいる。就職活動を通して、「ぜひここで働きたい」という気持ちが強くなっていきました。
入社後はずっと営業です。今は関西方面を担当していて、一か月のうち半分は関西に出張。一週間出張してお得意先を回り次の一週間は社内作業というサイクルが多いです。当社の機械をお使いの会社を回り、更新や新製品のPRをさせていただいています。
メイン製品であるカラコン（グラビア印刷における色ズレ検出＆自動制御機器）は、既製の品をただ売るのではなく、お客さまから「こういう機能がほしい」とご要望を受けカスタマイズしたり新たに開発するケースがほとんど。お客さまのニーズも、カラコン技術のことも両方わかっていないと仕事が立ち行かない難しさと、多彩なニーズに応えることで見えてくるものづくりの奥深さを日々味わっています。
「できる限りお客さまのご要望をかなえる」が会社のモットーなので、私自身「できるのか？」と不安に思うような要望でも、技術のスタッフがチャレンジ意欲を持って取り組んでくれるのがありがたく、誇りでもありますね。
これまで受注した中で最も高額だったのは3000万円の制御機器。色ズレだけでなく印刷機全体の制御に関わる機器で、開発に相当な時間と手間がかかり、お客さまと技術部の間に立っての複雑なやり取りがありました。無事に据え付けを終え仕様通り稼働したときの達成感は、忘れられません。
大学は機械システム工学科で、鉄を加工するといったハード面から、プログラミングなどソフトウエアまで幅広く勉強してきました。開発から現場での機械取り付けなどさまざまな面から機械に関わる今の立場に近い、実践的な勉強ができていたと感じています。ただし、勉強は大学で終わりと思っていたのは大間違いでした。
入社以降、どうやったらものを売ることができるのかを学ぶ営業セミナー、貿易関係のセミナー、そして英会話などさまざまな学びの場に会社主導で勉強に行かせてもらっています。営業マンとしてスキルアップするために自分でセミナーに通う人も多い中、会社が就労の一環として送り出してくれるのはありがたいですね。
大変だなと思うのは、取引先のお相手が社長であったり管理職であることが多い点。父親と同じ年ぐらいの方々ばかりなので、最初は何を話していいか、まごついていました。会話のきっかけになれるようゴルフを始めたり、細かいですが必ずドアは自分が開ける、お客さまが入られる前に会議室の温度を適温に設定しておくといった気遣いが、多少はできるようになってきたかなと思っています。
目標にしているのは、技術営業。開発自体はできなくても、私に電話してもらえれば何でもわかる、修理ならわざわざ技術を呼ばなくても私ができるというような、技術的な対応もできるオールマイティな営業になりたいですね。
残業はほぼありません。出張中はおいしいラーメン屋さんや、素敵な雰囲気のバーを探したり。アフター５にブラブラと街歩きをするのも楽しみの一つです。
家にいるときは、金曜はお酒を飲みに行ったり、週末はテニスやゴルフを満喫。会社の福利厚生で、スポーツジムを無料で利用できるので、ジムで汗を流すこともあります。
太洋電機産業は、開発や製作において工程の最初から最後まで手がけられるのが魅力だと感じています。しかも１年目、２年目の若手のうちから、核になる部分を任せてもらえるので、現場の第一線でどんどんスキルを磨いていきたいという人にはおすすめの職場。営業としては、元気があって自分の意見を言える人、コミュニケーション力の高い人、人と話すことが好きな人に、ぜひ入ってきてほしいですね。
 8：15 |
出社後メールチェック、返信作業など |
|---|---|
| 8：40 |
電話対応、アポ入れ、見積もり作成など営業業務開始 |
| 12：00 |
食堂にて昼食、休憩 |
| 12：45 |
午前中と同様営業業務 |
| 17：25 |
終業 |
出張スケジュールはまちまちだが、一週間ごとに出張するのが社内業務とのベストバランスだそう。
出張中も基本的に就業時間は変わらず残業はなし。
金曜のアフター5は飲みに行くことが多い。自分好みの地ビールを探すのが楽しい！
