おかげ様をもちまして太洋電機産業(株)は、昭和、平成と激動の時代を経て、本年70周年を迎えることが出来ました。ひとえにお客様、株主様、協力会社様、諸先輩方、従業員の皆様とそのご家族様のご支援の賜物であると深く感謝申し上げます。
当社は昭和29年太洋電機(株)とアジア通信産業(株)の合併により設立されました。翌年の昭和30年には日本電気精器(株)様(DENSEI)の傘下に入り、日本電信電話公社様(現・NTT様)向け「停電用無人局自動制御装置」の製作を携わりました。その後、多岐にわたる受配電盤等電気製品を製作することで、品質・性能を高め制御設備事業の基礎を築いてまいりました。
印刷機器事業は、昭和31年グラビア印刷の高速化や大量生産への対応のため、自動見当装置(カラコン)への期待が高まりましたが、当時は海外製品が主流で、当社は国内の保守サービスを担っていました。その経緯もあり、東洋通信機(株)との共同開発により国産化に挑み自動見当装置の開発に着手、昭和33年国内初の自動見当装置を送り出すことが出来ました。
以後、制御事業、印刷事業の発展に向け、受け継いだ製品の更なる改善に努めているところでございます。
なお、昭和62年には現在地に自社工場を建設、また平成19年にはMEBOにより当社役員と社員が主たる株主となり大手資本から独立いたしました。それにより責任感が一層高まったと思料しております。
今こそ、「創業精神」を念頭に置き、諸先輩方が築き上げた技術と信頼に安住することなく、それらの歴史を学び、品質、技術を磨き、企業価値の向上、企業の社会的責任を果たすよう努めてまいります。
当社はこれからも、お客様第一主義を掲げ、常に謙虚に、たゆまぬ研鑽と挑戦を続け、産業界の発展に貢献してまいります。
ここで改めて諸先輩方のご苦労を偲び、今日までのご協力とご厚情を頂いた皆さまに、厚く御礼を申し上げますとともに、今後一層のご指導、ご鞭撻、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
太洋電機産業株式会社
代表取締役社長 石井 善弘
市場のグローバル化が急速に進み、お客様の
ニーズが急激に多様化している中で、
お客様の製品の品質管理が益々重視されて来ております。
そのお客様のニーズに素早くお応えする為に、当社は研究開発力と向上を通じて、業界を
リードする創造的な装置と周辺機器の製造・
販売からアフターサービスまでのトータル
システムをお客様へ提供し、お客様と共に成長
する企業を目指しております。
今後とも、最先端技術の研鑽に励み、企業価値の最大化により、社会的責任を果たして行く
所存でございます。
皆様におかれましては、何卒変わらぬご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。